ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
「7匹の太った牛と7匹の痩せた牛」
「7匹の太った牛と7匹の痩せた牛」を読んだのでまとめていきます!!
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はじめに
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集とは
2012/4/20に発売されたユダヤ人の聖典の一つである「タルムード」を日本語訳したものです。
その本には、お金、ビジネス、子供の教育など「タルムード」の説話に沿ってユダヤの考え方、実践的な知識を紹介している本です。
また、ユダヤ人文化を理解するためにも、とても大切な本となっています。
※ヘブライ語で書かれたものだけが聖典とみなされているみたいです。
今回は、このユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集の中にある
【7匹の太った牛と7匹の痩せた牛】というお話について、お話いていこうと思います。
7匹の太った牛と7匹の痩せた牛
ファラオの夢
ある時、エジプトのファラオが夢を見た。
ナイルのほとりから7匹の丸々と太って体格の良い屈強な牛が現れ、ナイルに生えている葦を食べていた。
ところが、ファラオが立ち去ろうとすると、その太った牛の後ろから、同じく7匹のガリガリに痩せているいかにも不健康そうな牛が現れ、なんとその太った屈強な牛たちを食べてしまったのである。
夢の意味
ファラオはこの夢がどういうお告げなのかと国中の預言者や臣下を集めて聞いたが、誰もわからない。
たまたまその時牢屋に閉じ込められていた1人のヘブライ人が、夢をよく当てるということで、ファラオの前に召し出された。
このヘブライ人こそ後にエジプト最高執政官になるジェゼフである。
ジョゼフは、ファラオに向かって、夢の解釈をこのように告げた。
「エジプトにこれから7年の大豊作が訪れます。しかしその後の7年間は大飢饉が訪れます。7年間の大豊作のことを思い出したくても思い出せないほどの、恐ろしい大飢饉が7年間も続きます。」
ファラオは、ジョゼフを最高責任者に任命して、7年間の大飢饉に備える対策を講じました。
7年間の大飢饉に備える対策
ファラオが「どんな対策を考えているのか」と聞くと
ジョセフは「豊作の7年間の間に毎年の収穫を食べ尽くしてしまわずに、可能な限り貯蔵しなさい」と進言した。
対策した結果
ファラオはその通りにし、穀物を可能な限り倹約して、貯蔵した。
豊作の7年がすぎ、8年目に予言の通り、大凶作が訪れた。
その大飢饉はエジプト全土を覆い尽くすのみならず、全世界にまで及び、7年間もの人々を苦しめた。
そして多くの周辺諸国は大飢饉によりその富すべてを失ったが、ジョゼフの進言を取り入れたファラオのエジプトだけは、蓄えていた穀物で長き受難を乗り越えれたのである。
このお話で伝えたいこと
このお話で最も伝えたいことはこれです。
豊かさの次には必ず大貧困が襲ってくる
ーしかし貧困の次に、豊かさがくるとは限らないー
良いことの次には必ず非常に悪いことが起き、抜け出せるのは準備した人だけ
豊作の時こそ、心して蓄えよという教えです。
余談
7という数字
ユダヤでは、七という数字を一区切りで考える。
6日働いて1日休むサイクルを実施したのは人類史上ユダヤ人が初めてだそうです。
7年で借金はチャラになる
ユダヤ人はお金の貸し借りについても、この7年という数字が区切りになるそうです。
ヘブライ聖書には、
「7年を超えて、貸した金を請求してはいけない」と書いてあるそうです。
つまり、借金は7年でチャラにせよと言っています。
では、ある人に7年前に借りたお金があり
2年前にも追加で貸した場合、その追加分はどうなるのか?
この問題についても書かれている。それはこうだ。
「2年前に貸したお金も一緒に消える」という。
これはお金持ちから、貧困の人たちへ、お金を貸すときに、7年間で返せない借金はなくなり、途中で借りた新たな借金を貸し渋ってはいけない。という教えだそうです。
ちなみに今の日本はこの教えを100%違反しているそうです。
お金はあるところに集中して、貧しい者に貸し与えられることはないそうです。
銀行は庶民から、預金でお金を集めて大企業に貸すが、その庶民には
「不動産など担保がない」と貸さない。
ユダヤでは、お金持ちは、そのような家屋敷がない人にこそ貸し付けよとしている。
まぁ借りたものは返さんといけんと思うが
まとめ・感想
今回は、ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 から
「7匹の太った牛と7匹の痩せた牛」という話を読んだのでまとめてみました。
この説話で大切なことは、
豊かさの次には必ず大貧困が襲ってくる からこそ 豊作の時こそ、心して蓄えよ
ということ。
あ・・・・まず蓄財する収入がないんだったわ
ほなまた
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