ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
「金の冠をかぶった雀」
「金の冠をかぶった雀」を読んだのでまとめていきます!!
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はじめに
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集とは
2012/4/20に発売されたユダヤ人の聖典の一つである「タルムード」を日本語訳したものです。
その本には、お金、ビジネス、子供の教育など「タルムード」の説話に沿ってユダヤの考え方、実践的な知識を紹介している本です。
また、ユダヤ人文化を理解するためにも、とても大切な本となっています。
※ヘブライ語で書かれたものだけが聖典とみなされているみたいです。
今回は、このユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集の中にある
【7匹の太った牛と7匹の痩せた牛】というお話について、お話いていこうと思います。
金の冠をかぶった雀
はじまり
ある日、ソロモン王が鷲の背に乗ってエルサレムから遥か彼方の領国を目指して飛んでいた時、たまたま体調が悪くて、鷲から落ちそうになった。
それをみていた雀たちが、何百羽とよって来て、ソロモン王が鷲の背中から落ちないように支えた。
これに感謝したソロモン王は、雀たちに
「お前たち雀になんでも欲しいものをあげよう」と言った。
雀たちは巣に戻り、何をもらうか大議論した。
しかし、それぞれ勝手なことを言って、なかなか一つにまとまらない。
雀たちの大議論
「いつでも身を隠しておけるぶどう畑」
「いつでも水が飲める池」
「いつでも食べ物に困らないように野原に落穂をまいてもらう」
という意見もあった。
そんな中で、ある雀が
「ソロモン王と同じような金の冠をかぶって飛んだら、さぞかし誇らしくカッコいいだろう」と言ったところ、雀たち全員が、「そうだ、そうだ」と賛成し、意見がまとまった。
王様からもらったもの
雀の代表が、ソロモン王のところに行き
「王様と同じ金の冠を雀全員にください。それが私たちの願いです。」と申し出た。
それを聞いたソロモン王は
「それはあんまり良い考えではないな。もう一度考え直してきてはどうだ」と助言したが、雀たちは「ぜひ王冠をください」と繰り返した。
「それほどいうなら仕方がない」とソロモン王は、雀たちたっての願いを叶えた。
それから
金の冠をかぶったイスラエルの雀たちは、喜々として大空を飛びまわった。
今まで猟師たちは雀などに目もくれなかったが、金の冠をかぶっているために、全国で雀がかられるようになった。
仲間たちはみんな撃ち殺され、イスラエルのスズメはとうとう最後の5羽になってしまった。
最後の5羽は、ソロモン王のところに命からがら駆けつけ
「私たちが間違っていました。金の冠はもういりません。」といった。
雀から金の冠が取り外され、少しずつ雀は平和を取り戻し、何年かのうちにまた元の数に戻ったということだ。
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このお話で伝えたいこと
このお話で最も伝えたいことはこちらです。
財産を見せびらかすと身を滅ぼす
ー人目には普通の雀と映るのが安全ー
安全に目立たず少しずつ
雀たちは空を飛ぶ時は、金の冠を外して飛ぶようにしていれば、猟師たちに狙われずに済んだと思います。
この説話は、ライオンのような強者ではない者は、金が儲かったからといっても貧者の如く振るわないと危ないということを教えています。
弱いものは安全に目立たず少しずつ利益を何世代にも亘って積み重ねていくことが大切だと説いて聞かせます。
弱者であり続けたユダヤ人のリスク管理です。
弱者が金持ちのように振る舞うと強者に狙われる。という教えだ。
まとめ・感想
今回は、ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 から
「金の冠をかぶった雀」という話を読んだので、まとめてみました。
この説話で大切なことは、
財産を見せびらかすと身を滅ぼす ということ。
雀のような弱者が自分の力以上のものを持つと、強者に狙われ
いずれ滅んでしまうということでした。
滅ばぬようにするには、自分の財産を見せず、少しずつ利益を積み重ねていくことが大切であることを心に刻んでおきましょう。
いや〜雀と同じ行動しそうだな〜
そうなった時は、この話をもう一度読み直して、雀にならないようにしよっと
ほなまた
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