読書ノート

【読書ノート】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

ギブ&テイク

「Google」「IBM」「ゴールドマンサックス」などで

コンサルティングなどを行っている組織心理学者の

「アダム・グラント」により書かれた本です。

日本のことわざに「情けは人の為ならず」という言葉があります。

この言葉は、人に親切にすれば、やがて自分に返ってくるので

他人には親切にしましょう という意味です。

この本からは、他人に親切にした方がいいのか、しないほうがいいのかを

知ることができ、成功するにはどうしたらいいのかを知れるようになります。

人の3つのタイプ

この世の中には三つのタイプの人に分かれている。

①ギバー(与える人)
②テイカー(受けとる人)
③マッチャー(バランスをとる人)

①ギバーとは

見返りを求めず、まず先に相手に与えようとする人のこと。

ギバーはギブ&テイクの関係を相手の利益になるように持っていき、受けとる以上に与えようとする

②テイカーとは

見返りしか求めてない人のこと。

テイカーは常に、与えるよりも多くを受け取ろうとする。

テイカーもギブすることもあるが、必ず見返りがある前提に行動する。

③マッチャーとは

自分と相手との、ギブ&テイクのバランスを同じくらいにする人のこと。

もらったら、お返しをするし、あげたなら、お返しをもらう人ののこと。

大体の人がこのマッチャーになる。

得する人、損する人

3つのタイプの人のうち、どのタイプが一番得をして

どのタイプが一番損するのか調査した結果は

どちらも、ギバー だった。

順位をつけるならこんな感じ。

  1. ギバー
  2. マッチャー
  3. テイカー
  4. ギバー

与える人であるギバーは他人の仕事を手伝っているせいで

自分の仕事を時間内に終えることができない。

しかしその一方で、見返りが多いのもギバーだったという。

ここでは、同じギバーなのに一方は最も得をして、

一方は最も損をしてしまうこともあるということ。

ではなぜ同じギバーなのに得する方と、損をする方で別れているのだろうか?

成功するギバーとは?

ギバーには、成功するギバーと、失敗するギバーの2つのタイプがある。

2つのタイプのギバーの特徴を確認していく。

失敗するギバー

失敗するギバーは、「自己犠牲」を持っていること。

自己犠牲とは

ある目的のために自分の欲望や幸福を捨てて尽くすこと

つまり、自分は犠牲になってもいいと思って他人に与える人のことを指す。

成功するギバー

成功するギバーは、「他者思考」を持っていること

他者思考とは

他者利益と自己利益の双方に興味関心があり。
受け取るより多く与えるが、自分にもしっかり他者から還元されていく。
自己利益を損なわないタイプ

つまり、相手の望みを叶えながら、自分の望みも叶える人のことを指します。

成功するギバーになるには?

成功するギバーになるには、ギバーを集めるのではなく

テイカーを見抜いて避ける必要があります。

では、テイカーはどうやったら見抜けるのでしょうか?

テイカーの見分け方

テイカーを見抜くにはとても難しいです。

それは、人当たりでは判断できないからです。

この本では、

相手の表面的な態度ではなく、その内面にある肝心な部分を見るべき

だと書かれています。

では、それらをどう見極めるのかを洗い出してみます。

SNSのアイコン

Twitter、Instagram、facebookでの写真の使い方を注意してみてみてください。

SNSのアイコンにその人の性格が出るそうです。

実物以上によく見せたがる傾向があるため

アイコンまたはSNS上に、加工された自撮りを投稿している人は

テイカー気質が強いタイプだそうです。

言葉使い

言葉の使い方にもテイカーかどうかは現れるようです。

言葉での見抜き方は

飲食店の定員や友達の友達など、あまり関係のない人に

どういう風に接するのかみて見るといいです。

テイカーは見返りがある場合は、ギブすることもありますが、

基本的にもらうことしか考えてないので、態度がよくなくなりがちです。

また、一人称でもわかることがあるようです。

ギバータイプの人は、私は(I)という一人称ではなく

私たち(We)を使うことが多いらしいです。

私が、僕が、俺が

こういう一人称を使う人を見かけたら、その人はテイカー気質だと思いましょう。

〜さんが、みんなが、私たちが

こういう一人称を使う人を見かけたら、その人はギバー気質だと思いましょう。

もし、あなたが成功するギバーになりたいのであれば、

こういう言葉、言動、SNSの画像から、テイカーを見つけて、避けるようにしてみては?

注意深く意識を向けてみると、意外と周りにいるかもね。ぜひ試してみて。

終わりに

アダム・グラントさんの「GIVE&TAKE(与える人)こそ成功する時代」をざっくり

まとめてみました。

人には3つのタイプがあり、

俺か、俺以外か、それ以外か

ではなく、

ギバー、テイカー、マッシャー

この3つのタイプに分かれています。

その中でも、失敗するギバーは「自己犠牲」

成功するギバーは「他者思考」を持っていて、

成功するギバーになるためにはテイカーを見定め避ける必要があります。

テイカーの見つけ方は、

言葉使いや、SNS上の写真の使い方、一人称

などあります。

あなたがもし成功するギバーになりたいのであれば

いますぐにできることとして、身近にいる人を褒めてみてはどうでしょうか?

※あげるのは必ずしも「物」じゃなくても良い

おきち
おきち
もし、何もしてくれなかったら

次から全力で無視しましょう。(こいつは確実にテイカー)

じゃーね。

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