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【読書ノート 感想】ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 「キツネと葡萄畑」を読んだ話【まとめ】

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

「キツネと葡萄畑」

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おきち
おきち
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」の説話である

「キツネと葡萄畑」を読んだのでまとめていきます!!

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はじめに

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集とは

2012/4/20に発売されたユダヤ人の聖典の一つである「タルムード」を日本語訳したものです。
その本には、お金、ビジネス、子供の教育など「タルムード」の説話に沿ってユダヤの考え方、実践的な知識を紹介している本です。
また、ユダヤ人文化を理解するためにも、とても大切な本となっています。

※ヘブライ語で書かれたものだけが聖典とみなされているみたいです。

今回は、このユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集の中にある

キツネと葡萄畑】というお話について、お話いていこうと思います。

キツネと葡萄畑

はじまり

ある日、キツネが葡萄畑のそばを通りがかった。
あまりに美味しそうな葡萄が垂れ下がっているので、畑に入って取ろうとした。
ところが、葡萄畑はしっかりと柵に囲まれていて、太ったキツネはその隙間を通れない。
そこでキツネは考えた。

キツネの考え

「よし、それなら野うさぎを捕まえるのをやめて何日も空腹を我慢すれば、痩せて柵の隙間を通れるようになるに違いない」

キツネは餌を取る狩をやめて自分の巣の中に何日もこもって、空腹をじっと我慢した。
やっと柵の隙間を通れるぐらいに痩せてきたので、フラフラになりながら巣穴から出て、葡萄畑の柵をすり抜け、お目当ての葡萄にありついた。

その葡萄は、あまりに美味しかったので、キツネは夢中になり、生っていた葡萄を全部食べ尽くしてしまった。

キツネは自分の腹がパンパンに膨れ上がって、入ってきた柵を通り抜けられなくなってしまった。
このままでは、自分の巣穴に戻れないので
キツネは二つのオプションがあると考えた。

二つのオプション

オプションAは、苦しいけど、葡萄を全部吐き出して胃袋を元に戻す。
オプションBは、猟師に見つかる危険を冒して柵の中にとどまり、葡萄の木の間に身を隠して、入った時と同じように痩せるまで待つ。

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クエッション

このお話はここで終わりなのですが、さて、ここでクエッションです。

あなたがキツネなら、A、Bどちらを選ぶでしょうか?

是非考えてみてください。

何でも自分でやろうとすると危険がいっぱい

日本人の選びがちな「一か八か」の答え

この小話も、「 魔法のザクロ 」同様に、ユダヤの母親が子供に語って聞かせる話だそうです。

キツネの取った行動を子供に判断させ、その答えについて「WHY」と理由を尋ねます。

この問題について作者の予想ですが、

80%がオプションB

を取るようです。※あくまで予想です。

その理由は日本人は一度手にしたものを手放すのは苦手で、オプションAを躊躇なく選ぶ人は少ないと思われてるそうです。(人による)

そして、ユダヤの母親は子供がAと言ってもBと言っても首を横に振るんだそうです。

子供がAでもBでもない答えを自分で導き出すのを待つそうです。

最小のリスクで最適効果を選べ

ユダヤの母親は、AでもBでもなく
子供がいかに「最小リスク」で「最適効果」のCやDの答えを導き出せるかを教えるそうです。

・いつでも柵の隙間から出られるように、満腹まで食べない。
・何日もかけて少しずつ食べる

など、リスク・コントロールの考え、強欲にならないように、常に慎ましい生活を続けるそうです。

この話にはいくつか答えがあり

最小リスクの最適効果(最大効果ではない)を生む方法

を考えなければなりません。

この本には、キツネが自分では柵の中に入らず

リスやネズミなど他の小動物に取ってきてもらうなどを考えるそうです。

この方法なら猟師に見つかる危険と逃げ出せなくなる危険も回避できます。

その代わりに、取ってきた葡萄を分け与える必要がありますね。

参入障壁を高くすることまで考えよ

先ほどの他の小動物に取ってきてもらうだけでは、どうやら正解ではないそうです。

ユダヤの母親は、子供に、さらに突っ込んだ質問をすると思われるそうです。

母「他のキツネも同じようにリスに頼んだら競争になるけど、どうする?」

子「それならリスじゃなく、鳥に空から葡萄を取ってきてもらうように頼む」

母「空を飛ぶ鳥に、どうやって頼み事をするの?」

子「空からよく見えるように地面に大きな模様を描いて、そこに鳥の好きなきのみをおくよ」

母「いい考えだね。でも他のキツネがそれをみて真似したら?鳥はそっち行くかもしれないよ」

子「鳥が来たときに、葡萄を取ってきたら、次にはもっと美味しい木の実をたくさん置くよ。ただし地面に描くのは別の模様にするよ。どんな模様にするかは、鳥が葡萄を取ってきてくれた時に、こっそり教えるっていうよ」

ここで初めて母親は、子供を褒めるそうです。

他のキツネに横取りされないように、どうやって参入障壁を高くするかを考えさせ、

「どんな模様にするかはわからないようにする(ブラックボックス化)」

ところまで辿り着かせます。

おきち
おきち
ここまでできる子供すごすぎんか!?

このお話で伝えたいこと

このお話で最も伝えたいことはこちらです。

最小リスクで最適効果を選べ

AでもBでもなく、「最小リスク」で「最適効果」の答えを導き出せるか。

というお話でした。

おきち
おきち
ちょっとひっかけ問題みたいかよ〜

AかBかを問われているのに、答えがそれ以外なんて!!

「最大リスクの最大成果」を狙うやり方は、あまりにも危険ということで

「最小リスクの最小成果」を選んで

失敗しても何回でもやり直しができるように、チャンスを待ちましょう。

ってことらしい。

まとめ・感想

今回は、ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 から

「キツネと葡萄畑」という話を読んだので、まとめてみました。

この説話で大切なことは、

最小リスクで最適効果を選べ ということでした。

「最大リスクの最大成果」を狙うやり方で、一発逆転を狙うのではなく

「最小リスクの最小成果」を選んで、

失敗しても何回でもやり直しができるように、チャンスを待つ。

これを繰り返して、成果は積み重なって大きくなっていくという

リスク・コントロールのお話でした。

皆さんはどうでしょうか?ここまで考えれた?

おきち
おきち
全然AかBかでしか考えてなかったな。

最小リスクで最適効果でリスクコントロールしろってことか

いや〜全然ダメダメでした。

また一つ勉強になりました。

ほなまた

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