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【読書ノート 感想】ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 「正直な仕立て屋」を読んだ話【まとめ】

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

「正直な仕立て屋」

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おきち
おきち
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」の説話である

「正直な仕立て屋」を読んだのでまとめていきます!!

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はじめに

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集とは

2012/4/20に発売されたユダヤ人の聖典の一つである「タルムード」を日本語訳したものです。
その本には、お金、ビジネス、子供の教育など「タルムード」の説話に沿ってユダヤの考え方、実践的な知識を紹介している本です。
また、ユダヤ人文化を理解するためにも、とても大切な本となっています。

※ヘブライ語で書かれたものだけが聖典とみなされているみたいです。

今回は、このユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集の中にある

正直な仕立て屋】というお話について、お話いていこうと思います。

正直な仕立て屋

はじまり

ある国では大干ばつが起こった。
何日経っても雨は、一向に降る気配がない。
作物はすべて枯れ、飲む水がないため家畜は次々と死んでいった。

そんな時にある村のラバイが夢をみた。
夢の中で、神がそのラバイに「この次の安息日に服の仕立て屋の主人に、
ビマー(祈り台)で祈りを捧げさせなさい。そうすれば大地に雨を降らせよう」と話した。

翌朝、ラバイはこの夢のことを思い出したが、すぐにこう考え直した。
「あの仕立て屋の主人は、ヘブライ語もよく読めず、聖書の内容もろくに覚えていない。あんな人間に皆を代表させてビマーで祈らせるなど、どうしてできるだろうか。こんな夢は当てにならない」

村では、ヘブライ語を使える人間を集めて祈らせ続けたが、雨は全く降らなかった。

降らない雨と夢

1週間が過ぎて、またらばいは同じ夢を見た。
それも無視すると、また次の週にも同じ夢を見た。

ラバイは3度も同じ夢を見たので、これは神の意思に間違いないとして、仕立て屋に祈らせることにした。

仕立て屋はは、いつも使っている巻尺を持って祈り台に向かうと、気負うことなく自分の言葉で、祈りだした。

「神様、私は仕立て屋の仕事を始めてもう40年にもなりますが、ただの一度も人を騙したり、ずる賢い商売をしたことはありません。
この巻尺をご覧になってもおわかりのとおり、一分の狂いもない正確な巻尺を使っています。
他の仕立て屋は、わざと目盛りを狭くした巻尺で生地を多く使ったように見せて、高い値段で服の代金を請求しています。
粉屋もわざと測りを狂わせて、粉を見かけよりも少なく売っています。
私はそういうことをしません。どうぞこの私の正直で適正な商売を評価していただけるのであれば、何卒あめを振らせてくださいませ。」

仕立て屋の祈りは届くのか?

すると、天空に雷鳴が轟いたかと思うと、一天にわかにかき曇り、大粒の雨が降り出した。大地を潤す恵みの雨であった。
人々は歓喜の声をあげ、その雨で国中が救われた。

その後

仕立て屋の起こした奇蹟をみたシナゴールの会衆たちは
自分の店に飛んで帰り秤や巻尺を正しいものに取り替えたり、修正したりした。

そして、これに倣って、国中の人が同じことをして、誤魔化したり、不正な商売をするものは誰もいなくなった。

この様子を見た神は大変満足されて、その国に毎年決まった時期に雨が降るようになり、人々が干ばつに悩まされることはなくなった。

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このお話で伝えたいこと

このお話で最も伝えたいことはこちらです。

偽装商法は幸せを遠ざける

ー正直な生き方にお金は宿るー

お金の大切さと魔力の両面を考える

この説話で教えているのは、商売で大切なことは、お金そのものではなく

「正直な生き方を貫くこと」だということ。

ずる賢い商売でいくらお金を貯めても、決して自分も家族も幸せにはならない。

それどころかすべてを見通している神の怒りを買って、結局は不幸を呼び寄せることになる。

ということらしいです。

まとめ・感想

今回は、ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 から

「正直な仕立て屋」という話を読んだので、まとめてみました。

この説話で大切なことは、

正直な生き方にこそお金は宿る ということ。

自分の利益のことばかり考え、偽装商売したり、他人を騙して悪事を働いていると

その行動は自分に返ってきて、幸せから遠ざかるという教えでした。

皆さんはどうでしょうか?正直でしたか?

おきち
おきち
なるほど、結局どこかで誰かが見ているよってことなんかな?

どうしてこんなに正直者なのに、お金が宿ってないんだ。

あ……働いてなかったからだ。

ほなまた

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